食に関する専門職
衣食住の中でも生きていくために必ず必要になるのが食事を摂ることです。
食に関する仕事もたくさん存在しており、自分自身が食べることが好きだとか、自分が作った料理を喜んで食べてくれる人を見るのが好きだという方が目指すことが多い職種です。
食べ物に関するプロの知識と技術を身につけた方が就く、飲食系の職業についてご紹介します。
パティシエ
味だけでなく、見た目の美しさも楽しめるスイーツを創りだす技術を身に着けているのがパティシエです。
新しい革新的なスイーツを作るスキルも大切ですが、更に大事なのが毎回同じ味と形を作る事です。
実際にスイーツ作りに挑戦した経験がある方はよくわかると思いますが、同じ味と形を再現するのがかなり難しいため高度な技術を必要とします。
何度も修行を重ねなければプロのパティシエとして活躍するのは難しいかもしれません。
パティシエになるためには特別な資格は必要ありませんが、専門的な技術を習得するために専門学校やプロのパティシエに弟子入りさせてもらって修行をすることをおすすめします。
ある専門学校では、プロのパティシエに学びながら、実際に店舗での実務経験を積むことも可能です。
一人前のパティシエになるまでにはある程度の期間が必要になると考えられますが、地道に練習を重ねることで必ず道が拓けると前向きに考えてください。
栄養士
食事は好きなものだけ食べるのではなく、栄養バランスを考えた規則正しい食事を心がけることが大切です。
栄養に関する専門的な学習を重ねて栄養士の資格を取得した方だけが栄養士として活躍することができます。
栄養士が活躍する職場としては、病院や学校などたくさんの人に給食を提供している場所があげられます。
年齢や体型などに合わせた栄養バランスを考えた食事のメニューを提案することが主な仕事内容になります。
栄養に関する知識を活かして、栄養の摂取についてアドバイスを行う栄養指導を担当することもあります。
他にも食品メーカーで研究職として働くこともあります。人の口に入る食品であるからこそ分析や研究は慎重に進められています。
出荷前の製品の検査工程として、一般生菌の繁殖などを検査する微生物試験、糖度・塩分・pHなどを分析する成分分析業務やクレーム品の原因究明などを行います。
栄養士の資格は一生活用できるスキルになりますが、更に上位資格の管理栄養士の資格取得を目指すと更に仕事のバリエーションが広がります。
管理栄養士は栄養に関する管理職として仕事に従事することになるため、国家試験に合格することが前提になります。
更にやりがいのある仕事に従事したいと考えている場合には、管理栄養士の資格取得を目指すことをおすすめします。
調理師
調理に関する専門的な技術と知識を持っていると認められた方は国家試験に合格後調理師として名乗ることができます。
飲食店には調理師免許を取得している方が優遇して採用される可能性が高いため、実際に調理する立場として活躍したいと考えている方におすすめです。
調理師の養成課程がある専門学校などで所定の課程を修了すると調理師免許を取得できますが、飲食店で実務経験を積んでから国家試験に合格して免許を取得するという選択肢もあります。
