お医者さん
職業一覧

医療系の職業

医療に関わる仕事について紹介します。

医師(ドクター)

医師は医学を専門とした資格を持つ医療従事者であり、患者の診察や治療を行う専門家です。

医師の特徴

医師は高度な専門知識と技術を持っています。人体の解剖学、生理学、病態生理学、診断学、治療法などの広範な医学知識を習得し、実践的に活用する能力が必要です。
また、医師には患者の健康と生命に関わる重大な責任があり、迅速かつ的確な判断力と決断力が求められます。患者やその家族と円滑なコミュニケーションを図る能力も不可欠。患者に病状や治療法を理解してもらい、治療計画を共同で立てることが重要です。

医師の仕事内容

医師は患者の症状や疾患を診断し、適切な治療法を提供します。これには問診、身体検査、画像診断(レントゲン、MRIなど)、血液検査などが含まれます。
必要に応じて手術を行い、病態を改善します。手術は専門性の高い医師が行います。
また、医師は薬剤の処方や投薬指導を行い、患者の治療状況を管理します。薬物相互作用や副作用に配慮しながら適切な医薬品を選択。疾病の予防や健康増進のための啓発活動や予防接種などの対応もおこないます。
さらに、若手医師や医学生の教育指導や臨床研究、学術研究活動にも携わり、医療の質を向上させるための貢献など多岐にわたります。

医師になる方法

医師になるためには、まず大学医学部に進学します。日本では医学部は6年制です。医学部を卒業した後は臨床研修を受けます。臨床研修は病院や診療所での実務経験を積むことで、臨床医としての実践力を養います。その後、医師国家試験に合格することが必要です。この試験に合格すると正式に医師としての資格を得ることができます。
また、必要に応じて特定の診療科に専門化するための専門医資格も取得することができます。医師になるには長い学習期間と厳しい試験が必要ですが、その分社会的な責任や専門的な知識を備えた医療従事者としての職業が与えられます。
海外の医学部に入るためには海外の高校から進学する方法もあります。医学部進学についてはこちら

看護師

看護師は医療現場で重要な役割を果たす専門職です。

特徴

看護師の仕事には、人間性と思いやりが欠かせません。患者の身体的なケアだけでなく、心理的・精神的なサポートも提供し、患者を励まし安心感を与えることが重要です。
また、看護師はストレスやプレッシャーの多い環境で働くため、忍耐力と冷静さが必要。医師や他の医療従事者と協力して患者のケアを行うため、協調性も重視されます。このような資質を備えた看護師は、患者の健康回復と心の安定に大きく貢献します。

仕事内容

患者の健康状態をモニタリングし、身体的なケアを提供することから始まります。具体的には食事の介助や入浴の補助、薬の管理などが含まれます。
また、看護師は医師の指示に基づいて処置を行ったり、検査や手術の準備をサポートする重要な役割を担います。患者やその家族に対して健康に関する教育やカウンセリングを行い、治療計画や退院後のケアについて説明したり、理解を深めるようサポートしたりします。
そして、緊急時には迅速に対応し、心停止や急性疾患の発作など、さまざまな緊急事態にも適切に対処します。看護師はチームの一員として、患者の安全と健康回復を支える重要な役割を果たしているのです。

看護師になる方法

看護師になるためには、まず看護学校で3年制または4年制の課程を修了する必要があります。看護学校では看護に関する教育と実習が行われ、基礎的なスキルや知識を身につけます。その後、看護学校卒業後には国家試験(看護師国家試験)に合格する必要があります。国家試験に合格すると正式な看護師としての資格を取得することができます。
看護師国家試験合格後は臨床研修を経験し、実務経験を積むことで看護の実践力を高めます。看護師になるには、医療や人間関係に対する深い理解と情熱が必要です。この職業は患者の生活に深く関わるため、やりがいを感じることができる一方で、責任の重さもあります。