教育に関する専門職について
教育に携わる職業はたくさんありますのでご紹介します。人にものを教える仕事は、教えた相手の人生を変えてしまうかもしれないといった責任がある分、感謝をされたり、成長する姿を見届けて達成感を味わえたり、喜びや感動を味わえる職業です。
また、教えているだけではなく、教えられることもたくさんあります。自己成長につながったり、新しい価値観を得られるやりがいのある仕事とも言えます。そんな教育関係の職業の中から、専門職3つをピックアップしました。
保育士
保育士になるためには2つ方法があります。5年以上の児童福祉施設に勤め保育士試験に合格すること、または、厚生労働大臣が指定する養成学校を卒業する方法です。保育士が活躍できる職場はさまざまです。
- 保育園
- 病児保育室
- 院内保育
- 学童保育所
- ベビーシッター
- 保育園本部
- 助産施設
- 乳児院など
また、活躍できる職場が豊富な反面、保育士は地域によって人材不足が目立つ職業と言えます。
とくに、首都圏である東京では、待機児童問題と併せて保育士不足が深刻化しているのが特徴です。現在は、保育士に対する補助金や優遇制度などによって、人材不足の解消に努めている自治体も少なくありません。自治体や施設ごとに具体的な補助制度は異なるため、就職や転職の際は、他所との比較検討を行うことが重要です。
教師(小学校・中学校・高校)
教師になるためには、教員免許が必要です。大学などの施設に通わなくても教員免許を取得するために必要な単位を取れれば、教員資格認定試験に受験ができます。教員免許には種類があり、普通免許状、特別免許状、臨時免許状と種類によって活躍の幅が異なります。
- 普通免許状は一般的な教員免許です。有効期限は10年とされています。
- 特別免許状は有効期限が10年と定められており、発行された都道府県のみでの活用ができます。
- 臨時免許状は特別免許状と同様に発行された都道府県のみで活用が可能ですが、
有効期限が3年から地域によっては6年のところもあります。
教員免許で活躍できる場所は主に以下になります。
- 講師
- 補助教員
- 学習支援員・学習指導員
- 特別支援教育支援員(介助員)
- 個別指導の講師
- 予備校
教師は公立や私立など、学校の区分によって就職方法が異なるため詳しくは以下のリンクを参考夷してください。
参考:小学校教諭とは | 大学学部・資格情報 | Benesse マナビジョン
大学教員・教授の紹介
研究室をもって研究を行う教授になるためには、博士号を持っている必要があります。
特例として、高い専門知識を持っていたり、経歴や活躍が大学教授にふさわしければ、大学からスカウトされて教授になることがあります。ただ、博士号を持たない場合、講義を担当する教授になりますが教授の肩書を得られます。
大学教授だけは教える仕事のなかでも資格を必要としない職業といえますが、それ相応の業績や芸術、特殊技術を持っていると認められていないと教授になれない難関とも言えます。
教育系の職業は、「人に何かを教える仕事」が当てはまるため上記以外にも、カルチャースクールの講師や、免許センターの教官など多数の職業が該当します。
免許が必要か否かは仕事によって異なりますが、いずれの仕事も人に物を教えることが上手い、コーチングスキルに長けている人が向いていると言えるでしょう。