何もないところからモノを創りだす力を持っている人は、クリエイティブ系の職業に就くのが向いているでしょう。
センスの良さと技術力を持っていなければ、クリエイティブ系の職業で大成するのは難しいとされていますが、練習を重ねることでセンスを磨いて技術力をアップさせることは十分可能なので、意欲があれば誰でも実現可能な職業と言えます。
クリエイティブといえど、色々な職業が存在しますが、特に人気の高い職種をここではいくつかご紹介します。
画家
絵を描くのが好き、絵で自分を表現するのが得意という方に向いているのが画家という仕事。
この画家という仕事も、特に必要な資格は存在しませんが、やはりデザイナーやミュージシャン同様、個々の実力が問われる職業です。
まずは美術系の大学や専門学校で絵に関するセンスや技術を磨き、卒業後は自分の作品を知ってもらうために絵画コンクールに出品するという道をたどることで、初めて画家としてのスタートラインに立つことができます。
もちろん、そこで賞を受賞して才能を認めてもらえれば個展を開いたりしてどんどん知名度をあげることができますし、有名になればなるほど将来的に自分の作品の価値が高まっていくものです。
こうして地道な努力を積み重ねてきたが画家の作品の多くは、絵画専門の買取などで高値で取引されることが多いのも事実。
センスというのは、元々生まれ持っている人もいますが、ほとんどの人は日々の積み重ねで得たものをセンスとして磨いてきた人たちです。
画家としての地位を築くためには、最後まで諦めずに努力し続ける忍耐力も必須と言えるでしょう。
CGデザイナー
修行を積んでCGソフトを駆使しながらリアルな画像を作成するスキルを使いこなす職業として、CGデザイナーと呼ばれるものがあります。
パソコンを駆使してデザインされた画像をCGを使い、専門的なプロ向けのソフトを使いこなせる技術力が必要になります。
CGデザイナーが活躍しているのは、主に映像関連の製作会社です。
テレビや映画などに使用されるCGは、たくさんのCGデザイナーが手がけた作品ばかりで、本物の映像なのかと思えるほどリアルな質感や動きを再現できる高度なテクニックを持った人がたくさん存在しています。
CGデザイナーになるためには特に資格は不要ですが、専門学校などで技術を習得したり、公的資格のCG検定に合格していると有利になると言えるでしょう。
もちろん、独学で技術を習得した方でも実力が認められれば、採用される可能性は非常に高い職業です。
ミュージシャン
自ら音楽を演奏するのが得意な方や、楽曲を作成するのが得意という方が目指すのはミュージシャンという道もあります。
特に資格を必要とする職業ではないため、売れる売れないに関わらず自称ミュージシャンとして活躍することも可能ですが、仕事としてミュージシャンだけで成功できる人は本当に一握りで、多くの場合はミュージシャンと他のアルバイトを掛け持ちしながら売れる日を夢見て頑張っていることがほとんど。
ミュージシャンとして大成している人の経歴を確認してみると、努力を全くしないまま売れたというケースは稀です。
ほとんどが下積み時代を経て地道な活動を続けた結果、ようやく売れるようになったという人が多く、自分もいつか売れる時がやって来るはずと待っているだけでなく、積極的に実力を知ってもらうために活動をすることが大切です。
例えば、地道にインディーズとして活動を続け、音楽プロデューサーなどに自分の曲を一生懸命売り込んでメジャーデビューへの道を掴む方もいます。
地元では人気が高くて実力を認められていた人も、東京に出てきた途端に見向きもされなくなってデビューどころか所属事務所も決まらないという人もいますので、業界に強い事務所に入ることが早く売れるための鍵となるでしょう。